てぃーだブログ › すべては風の中に › 琉球史 › 琉球史を感じる南城市玉城

2014年06月08日

琉球史を感じる南城市玉城

沖縄県地域史協議会による研修会の巡見で
南城市玉城を歩いた。
普段、車で通りすぎている場所のすぐ近くに
これほど多くの琉球史に関わる重要な
史跡があることに驚いた。

尚巴志の六男で、兄尚金福と王位を争った
尚布里の墓。そして、その子孫が大切に保管
している尚布里の位牌。数多くの井泉。
石獅子など…。

そして、ところどころ石畳の道が残っていた。
金城町以外にも素敵な石畳があったのです。

琉球史を感じる南城市玉城

かつて権勢を誇った人々が居住していたことが
わかる。

15世紀の琉球史の現場がそこにあった。
南城市には古代から現代に至る貴重な
歴史が今でもひっそりと残っている。
講演で井上先生が話されていたが、
かつて南城市の南岸、開闢伝説のある百名
あたりに火力発電所建設の計画があったらしい。
これには反対の声があがって結局うるま市の方に
変更されたという。

観光をはじめ、開発の波が押し寄せる
沖縄にあって、南城市は極めて稀有なエリアであろう。

沖縄の人々のプライドの淵源を垣間見た気がした。
琉球史を感じる南城市玉城

シーサーもどこか「ゆるさ」を感じる。




同じカテゴリー(琉球史)の記事
アジアの中の沖縄
アジアの中の沖縄(2010-10-22 01:00)

琉球史が熱い
琉球史が熱い(2010-06-04 23:08)


Posted by ドクトルふぁん at 11:44│Comments(0)琉球史
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。