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2014年05月22日

三越閉店と車社会からの決別

那覇国際通りにある三越が閉店するらしい。
東京の本社との契約が切れるからという理由が
あるようだが、大きな原因は業績不振だろう。

なぜ売れなくなったか。客が来なくなったからだ。
なぜ客が来ないか?車を停める場所がないからだ。
近年業績を伸ばしているサンエーやイオンは駐車場が
完備している。

観光客ならともかく、地元民でバスやモノレールに乗って
三越に行く人はそう多くはなかろう。

ドアツードアの生活スタイルに慣れた沖縄の人たちは
自家用車以外の公共交通の利用を基本的に想定していない。

これは沖縄が長寿の島ではなくなったことと密接に関係している。
最近の新聞で長寿県の復活に関する記事を見ない日はない。
しかし、そこでは食生活改善や運動奨励などが説かれているが
そんなことでは改善は遅々として進まないだろう。

抜本的な改革は、車社会からの決別、公共交通網の整備に尽きる。
主要中核都市内には路面電車を敷設する。都市間は機動力のある鉄道を敷設し、
那覇と名護は高速鉄道を走らせる。

そして、中心地への車の乗り入れは規制。電車通勤・通学を奨励する。
これは強い意志をもって徹底的に進める必要がある。
自動車関連業界の反対もあるだろうが不退転の決意で臨む。

鉄道や路面電車が整備されていたら、三越の閉店はなかったかもしれない。
また、コザの再生もありうると思う。
カジノ計画や日本政府への依存を絶つため、沖縄県は変わって欲しい。

与那原から那覇まで鉄道ができたら、毎週でも映画館や本屋に行くだろう。



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Posted by ドクトルふぁん at 10:07│Comments(0)時事
 
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