てぃーだブログ › すべては風の中に

【PR】

  

Posted by TI-DA at

2014年06月08日

琉球史を感じる南城市玉城

沖縄県地域史協議会による研修会の巡見で
南城市玉城を歩いた。
普段、車で通りすぎている場所のすぐ近くに
これほど多くの琉球史に関わる重要な
史跡があることに驚いた。

尚巴志の六男で、兄尚金福と王位を争った
尚布里の墓。そして、その子孫が大切に保管
している尚布里の位牌。数多くの井泉。
石獅子など…。

そして、ところどころ石畳の道が残っていた。
金城町以外にも素敵な石畳があったのです。



かつて権勢を誇った人々が居住していたことが
わかる。

15世紀の琉球史の現場がそこにあった。
南城市には古代から現代に至る貴重な
歴史が今でもひっそりと残っている。
講演で井上先生が話されていたが、
かつて南城市の南岸、開闢伝説のある百名
あたりに火力発電所建設の計画があったらしい。
これには反対の声があがって結局うるま市の方に
変更されたという。

観光をはじめ、開発の波が押し寄せる
沖縄にあって、南城市は極めて稀有なエリアであろう。

沖縄の人々のプライドの淵源を垣間見た気がした。


シーサーもどこか「ゆるさ」を感じる。

  


Posted by ドクトルふぁん at 11:44Comments(0)琉球史

2014年05月22日

三越閉店と車社会からの決別

那覇国際通りにある三越が閉店するらしい。
東京の本社との契約が切れるからという理由が
あるようだが、大きな原因は業績不振だろう。

なぜ売れなくなったか。客が来なくなったからだ。
なぜ客が来ないか?車を停める場所がないからだ。
近年業績を伸ばしているサンエーやイオンは駐車場が
完備している。

観光客ならともかく、地元民でバスやモノレールに乗って
三越に行く人はそう多くはなかろう。

ドアツードアの生活スタイルに慣れた沖縄の人たちは
自家用車以外の公共交通の利用を基本的に想定していない。

これは沖縄が長寿の島ではなくなったことと密接に関係している。
最近の新聞で長寿県の復活に関する記事を見ない日はない。
しかし、そこでは食生活改善や運動奨励などが説かれているが
そんなことでは改善は遅々として進まないだろう。

抜本的な改革は、車社会からの決別、公共交通網の整備に尽きる。
主要中核都市内には路面電車を敷設する。都市間は機動力のある鉄道を敷設し、
那覇と名護は高速鉄道を走らせる。

そして、中心地への車の乗り入れは規制。電車通勤・通学を奨励する。
これは強い意志をもって徹底的に進める必要がある。
自動車関連業界の反対もあるだろうが不退転の決意で臨む。

鉄道や路面電車が整備されていたら、三越の閉店はなかったかもしれない。
また、コザの再生もありうると思う。
カジノ計画や日本政府への依存を絶つため、沖縄県は変わって欲しい。

与那原から那覇まで鉄道ができたら、毎週でも映画館や本屋に行くだろう。  


Posted by ドクトルふぁん at 10:07Comments(0)時事

2014年05月05日

やっぱり読書が一番

本を読むのが好きだった。
今でももちろん、よく読む。
しかし、最近思うとこは、読書や学習で得た知識などを
いかに社会に還元するか、ということ。
つまり、アウトプットの重要性だ。

それについては多くの本が出されている。
今回は『読書は「アウトプット」が99%』という本を読んだ。

各章の見出しを見るだけで内容はわかる。

もっと「本の話」を誰かとしよう。
「速読」よりも「乱読」せよ!
読書を最高の「自己投資」にする技術
「お金を稼ぐ人」は、本をこう読む!
私は、こんな本を読んできた





著者は経営コンサルタントだけあって、「金もうけ」や
「成功」が目標に置かれている。
このあたりは何だか違和感があるが、読書の効用が
明確にまとめられている点は参考になる。

読書は「個人の楽しみ」から「成功へのスキル」へと
転換しつつあるのか。

でも、あまりビジネスライクに読書は捉えたくない。
「テレビもお酒も、読書の敵」だというのは、言い過ぎかな。
確かにテレビはつまらんものが多いが、
お酒をちびちびやりながら、ページを繰る楽しみたるや…
至福のひと時ですよね。  


Posted by ドクトルふぁん at 12:09Comments(0)書評

2014年04月20日

クラフトフェア南城で出会った「黒豆ブタ」くん

一年ぶりに「クラフトフェアin南城」に行ってきた。
今年の場所は玉城総合体育館。
普段は行かないところなので、会場周辺を
見るだけでも面白い。

今回も出店者は増えているらしい。
陶芸工房も佐敷あたりに増加中とのこと。

何気に回っていたら、カワイイ小物に
出会った。



このブタはガジュマルの実でできているとのこと。
沖縄市美里の木工房TI.クラフトさんの作品。

そして、やちむんでは陶芸を習った先生の工房「みんどぅま」の
マグカップを購入。



今、売れ筋の作品とのこと。渋カワイイ?!ハートマークのマグを強力に
薦められたが、こっちが味わい深いかな。

いろいろな作品を見ていると、また陶芸を始めたいと
思えてきた。

帰りに無農薬野菜を買い、晩御飯でしっかりサラダで
食べました。


  


Posted by ドクトルふぁん at 19:04Comments(0)イベント陶芸

2014年04月15日

ゆる猫

どうしてこんなところにアゴを載せているのか?



思わず撮った一枚。  


Posted by ドクトルふぁん at 22:56Comments(0)ペット

2014年04月10日

半蔵門の桜並木

先月の終りに東京へ行った。
泊まった宿は半蔵門にあり、部屋の窓からは
隣りの英国大使館の桜が見えた。

英国大使館前は並木道になっており、かつて
テレビドラマ「水戸黄門」の撮影が行われたらしい。

丁度、桜が7分咲きくらいだった。



3月末は新入学や転勤などを控えて、東京のホテルは
軒並み満員だった。この宿泊所はやや古かったが、
この桜を楽しめたので結果オーライといったところ。

沖縄にいると季節を楽しむことに鈍感になってしまう。
あまり変化がなくても、五感を研ぎ澄ませば、季節は
感じられると思う。

そろそろ朝顔の種でも蒔こうかな。
  
タグ :


Posted by ドクトルふぁん at 10:57Comments(0)風物

2014年03月21日

与那原中吹奏楽部スプリングコンサート2014

毎年恒例、与那原中吹奏楽部によるスプリングコンサートが
3月28日(金)にシュガーホールにて開催されます。

迫力ある吹奏楽の音を堪能してはいかが?

時間は午後5時開演(4時半開場)

鑑賞券は大人500円です。  


Posted by ドクトルふぁん at 22:07Comments(0)イベント与那原音楽

2014年02月01日

Happy Chinese New Year

香港の知人から新年の挨拶をメールで
頂いた。大学院の先輩でもあり、
とても人が好くて、多くの人から
慕われている人だ。

そういえば昨年のクリスマスの時には
ニューヨーク在住の知人からもメールを
もらった。彼は学生時代に中国人
留学生との交流活動をしていた時に
知り合った華人である。

本当に親しい友人はそれほどいない。
それでいい。中国系の友人の方が多いかも。
国籍で人を区別したくない。
いい人はいい人だ。

欲を言えば、もっと多くのいい人と
出会いたい。
だから、あちこちと移動する。

今年は午年。
馬のように大きく飛躍したい。  


Posted by ドクトルふぁん at 11:09Comments(0)風物

2013年12月14日

村上春樹と世界の終り

1Q84で初めて村上春樹を読んだ。
その後、時間的ゆとりができたので、過去の作品も
読むようになった。

それまではなぜ村上春樹がそんなに騒がれるのか
わからなかった。少しだけ、かじってみたが、どうも
ピンとこなかった記憶がある。

先日、海辺のカフカを読了した。
アマゾンなどに寄せられた評をみると、
厳しいものが多い。

他の村上本と比べての作品の出来はわからないが、
はっきりと村上ワールドがそこにはあった。

この前、カラオケに行った。
息子が世界の終りの曲を歌った。

それが村上ワールドとシンクロした。
ヴォーカルの声質が村上作品の
主人公ではないかと錯覚した。

この世界とあの世との間にありそうな世界。
そんな空間をイメージさせる。

不可思議でいて、暗くて、不安で、
でも前を向いて歩いていく。

そんな世界。
一度入るとしばらくは戻れない。

仕事の前に村上春樹を読んではいけない。  


Posted by ドクトルふぁん at 23:06Comments(0)アイデア

2013年12月08日

最大の秘密結社

国会で特定秘密保護法が可決された。
安倍内閣の思惑通りに進んでいる。
宮崎駿さんが言っていたが、東アジアで
日本には自由が必要なのだ、と。

しかし、これで世間で自己規制が進む
ことが予想される。

朝のニュース番組が誰かが言っていた。
「現在の内閣は国民を信じていない。」

「国民不信」を前提に政治を行っている。
こんな怖い政治はない。
国民の中に「敵」と「味方」をつくり、
「敵」を徹底的に弾圧する。
愛国心を煽り、中国や韓国の悪口で
日本人と外国人とに分ける。

これを独裁と言わずして何と言おう。

民主主義のルールでは政府は国民に
政治を委託されているだけで、政治家が
国民を「仕分ける」権限は与えられていないはずだ。

歴史上、世界各地に秘密結社はあった。
しかし、最大の秘密組織は国家である。
そして、一番手ごわい。
さて、どうする。  


Posted by ドクトルふぁん at 13:17Comments(0)時事

2013年11月21日

がっかりな本

週刊誌で紹介され、英語に翻訳されて
アメリカでヒットしたらしいという話を見て、
この本、中村文則『掏摸』を読んだ。

何やら、大げさな帯の宣伝文句に期待しつつ
読み進めるも、勢いばかりで先行して、内容的な
深みが感じられない。

登場人物にも謎が多く、含みを持たせるのだが、
あまり広がりがない。

主人公のスリ師がクールで実は優しいという
あたりが売りなのか。

同時に読み進めている村上春樹の展開、
謎が多いがそれが独りよがりではなく、
それなりに収斂していく予感がある、
とは大違い。

もともとあまり暴力的な内容は好きではない
のだが・・・・。
それともハードボイルド小説とは、こういう
ものなのかしら?



  


Posted by ドクトルふぁん at 22:44Comments(0)書評

2013年11月03日

完走!尚巴志マラソン

ついに、あの尚巴志マラソンに参加し、完走しました!

とは言っても、ハーフ(21キロ)ではなくて、3キロのコース・・・。

いや。それでも正直きつかったです。
日頃、犬の散歩をかねて、少しは走っていたと
思っていたのですが、準備不足は否めません。

結果タイムは15分40秒。50前のインドア中年に
しては良いタイムかな?

3キロの部は小中学生が多数参加していました。
これが結構速い!普段から部活で鍛えているのかな。
小学生で小綺麗な服装(つまりランニングウェアではない)の
女の子と後半、競い合ったりと・・・大人げないね。

そして、ゴール前は部活ウェアの女子中学生とラストスパートで
競争?と、とにかく小中学生との闘いでした?

今回、感じたことは、道路の幅が狭く、子ども達が
斜めに走ったりするので、とても危ないということ。

それにしても参加者の数の多さ!
ハーフマラソンなど、一万人です!
みんな、あの恐怖の新里坂を登って21キロも
走るのかしらと思うと、自分にはとてもと思ってしまいます。

次はもう少し長い距離を、と思っていたけど…
しばらく考えます。

運営にあたった人たち、ご苦労さまでした。

帰りにユインチで一風呂浴びました。
3キロなりの充実感かな。
  


Posted by ドクトルふぁん at 15:18Comments(0)イベントからだ

2013年10月26日

もうアニソンは歌わない?!

夜、ふと気が向くとyou tube を見る。

ルパン三世のジャズ版が聴きたくなり、
大野雄二のピアノをしばし堪能する。
大野は犬神家の一族のテーマも作曲していた。
おぞましい映画のシーンが思い出される。
石坂浩二も若かった。

などと次から次へといろんな曲を聴いていると、
米軍海兵隊のバンドによるウルトラセブンの
テーマがあった。見たところ、香港の空港での
撮影のようだ。名曲に国境はないのだろう。
それにしてもいい旋律。ホルンの唸りがいい。

ここからアニメがいくつかサイトの右側に「おすすめ」で出てきた。
バビル2世、デビルマン…。懐かしい。

以前、カラオケでこうした曲を歌ったところ、
家族にはあの感動は伝わらないことがわかり、
それ以来、アニソンは歌わなくなった(ルパン三世以外)。

それにしても、70年代頃のアニメは面白かった。
デビルマンにしてもテーマの歌詞は単純だが、
内容は結構、深い。この時代の主人公はみな
陰があった。ハッピーエンドではなかった。

聞くところでは、脚本家曰く、本作は例えるなら
「中国大陸で脱走した日本兵が、
娘を守って日本軍をやっつける話」とのこと。
そして、脱走した日本兵はいずれ処刑される運命にある。
どこかしら、哀愁が漂っていたはずだ。

戦争は終わっていない、という空気が
そこにあったのだ。  


Posted by ドクトルふぁん at 10:07Comments(0)メディア

2013年09月19日

文庫本の小冊子、はじめました?

いつ行っても本屋さんは楽しい。
特にお目当ての本がなくても、ただ
ぶらぶらと新刊本や雑誌をめくっているだけでも
新しいアイデアが浮かんでくるような気がする。

いつもフリーの新刊案内があると必ず頂いてくる。
岩波や東大出版など学術系が多い。

しかし、最近本屋さんのレジによく置いてあるのが、

文庫本の案内冊子だ。しかも、あの、「肌色一色」の
岩波文庫の冊子ではない。

とってもカラフルなのだ。



角川、新潮、中公、文春、ハヤカワ、集英社。

どの小冊子もただの内容紹介の羅列ではない。
中公文庫は40年という刊行の古さを前面に出して、
年代別のベスト10をリスト化し、嵐山光三郎らの
対談を通して、文庫の時代相を説明している。
ちなみに70年代には、北杜夫の「どくとるマンボウ」
シリーズが2点入っている。

角川文庫は小説家へのインタビューを載せながら
新作の紹介を行っている。ちなみに角川文庫は創刊
65周年にもなる!

SFやミステリーと言えば、ハヤカワ文庫。表紙からして
センスがある。ただ、本の分類が・・・。
「文系男子」「理系男子」「制服男子」「人外系」「肉食男子」
「草食男子」「武闘派男子」「おじさま男子」「バディ」「ハヤカワ文庫系女子」
ああっ、疲れた…。ややディープな世界。。?

AKB48の集英社文庫はコメント、不必要。
(この女子がこんな本を?という位の感想はあるが)。

ぴか一は「ワタシの一行」という新潮文庫だ。
著名人が選んだ小説の中の「一行」から作品を紹介。
本である以上、言葉の深みを味わわせてくれる、この
冊子はよい。

そして、最後に好企画冊子。
文春文庫が出した、「生誕90年 司馬遼太郎を読む 池波正太郎を読む」
だ!歴史小説・時代小説の2大巨匠の半生、代表作がコンパクトに。

無料の小冊子で大いに楽しませてくれました。

小説って、いいな。


  


Posted by ドクトルふぁん at 09:54Comments(0)書評

2013年09月14日

ガムに格言?

コンビニでよくガムを購入する。

いろんな銘柄がある中、大抵買うのは
明治の「キシリッシュ」である。

他の製品は、包装紙を端から破いて開封する
タイプであるが、「キシリッシュ」は箱入りである。

したがって、よくカバンの中でいつのまにか、
ガムがバラバラになる、ということがない。

先日、キシリッシュの空き箱を捨てようと、
ふと、箱の裏を見てみると、なにやら
言葉が書いてある。

英語で
"A complaint is better delivered with a smile!"

「グチるなら、面白く」

誰でも他人の愚痴など聞きたくない。
ましてや、クレイムはなおさら。

人は誰でもグチる。でもユーモアも
一緒に入れたい。

なお、この格言があるのは、
「黒い」パッケージの「ハイパークール」だけ、
(だと思う)。

一度、お買い求めあれ。
ちょっとした英語の学習にも。  


Posted by ドクトルふぁん at 11:24Comments(0)アイデア

2013年08月31日

ものさしを変えよう

伝統的な武術に興味がある。
とは言っても、ニンジャなどの類ではない。

日本で古武術が少しブームになりかけた時、
カルチャーセンターの一日講座で甲野善紀氏の
古武術を実際に体験したこともある。

もとはと言えば、甲野氏の『表の体育、裏の体育』という
本を読み、ある種のインスピレーションを得たことがきっかけだ。
1986年の本だから、かなり前になる。

前近代の身体の使い方と近代以後とでは全く異なる、
今ではよく知られる「ナンバ歩き」の話や合気道の近代史など、
が書かれていたように思う。

また、自分の専門分野である中国史に関わる
カンフー、気功、武侠小説などにも関心を持ち続けてきた。

思えば、体力的にも弱く、気も弱い自分が甲野氏の議論に
興味を持ったかといえば、彼の視野の広さにある。
武術であるから、強さを追求し、厳しい鍛錬を強いると
考えがちだが、甲野氏は身体の動きを合理的に説明する。
体育系にありがちな精神論や神秘主義とも一線を画する。

そして、その甲野氏の友人の一人に内田樹氏がいる。
その内田氏の新刊を読んだ。

『修行論』と題した新書は、彼自身の合気道修行のなかで
獲得した、さまざまな経験や思索が記されている。

「武道」における目標、「無敵」とは」「瞑想とは」など、
かなり深い内容ではあるが、とてもわかりやすい言葉で
説明されている。

武道の話だけに終始しない点が甲野氏と同じだ。
他の領域にも応用できる「考え方」が随所に出てくる。

スポーツ競技で見られる「減点法」や勝敗を競う、
やり方が批判される。

「減点できる」ということは、「満点を知っている」ということだ。
つまり、「満点答案」が手元になければ、採点はできない。
しかし、「完成形」というものを想定することは、
すでに「単一の度量衡」に「居着く」ことを意味している。

武道の世界では、この「居着く」ことを忌避する。
それまで自分の身体運用を説明するときに用いていた
語彙では説明がつかないような、動きが「できてしまった」時、
これがブレークスルーという体験だという。

これは広く他の分野でも起こりうることだろう。
旧来の理論では説明がつかない事態に直面した時、
全く違った角度で分析したら、うまくいったなど。

実は人間の身体には、これまでの科学では説明の
つかない可能性があることは容易に想像できる。
医学についても、近代医学が普及しても、伝統医学や
その他の癒し療法が廃れないのには理由があるのだろう。

本書の最後では、司馬遼太郎の剣客小説には、不思議と
修行論が欠如していることを論じている。司馬氏が生きた
時代や彼自信の軍隊経験が左右している。

剣客小説が修行論や武道についてあまり触れないのは、
日本ならではなのかもしれない。中国の武侠小説には、
これでもか、というほど身体運用の記述が出てくる。
「気をめぐらす」ことなしに戦いは有りえないのが、中国的だ。

そして、内田氏がたびたび引用する中島敦の小説にこそ、
武道のヒント描かれているのだ、ということがわかった。




考え方の「物差し」を変えたい人におすすめ。




  


Posted by ドクトルふぁん at 17:58Comments(0)書評

2013年07月20日

憲法は変える必要なし

政治の話は書くつもりはなかった。

しかし、明日の参院選でもし自民が勝ったら、
と思うと何か書かねばと思ってしまう。

なぜ憲法を変える必要があるのか。
現実に合っていないという人がいるが、
その「現実」が正しいと誰が決めたのか?
「戦争できる」ことが理想的なのか?

憲法に書かれていることは目指すべき理想である。
それは他の法律とは次元が異なる最高法規だからだ。

「日本」を良くすると、叫ぶが、その「日本」には
国民は入っているのか?国益は人権に優先するのか?

日本はアジアから信頼されない、住みにくい管理社会へと
変わる可能性がある。

原発推進、教育の管理強化、中韓との対決姿勢、
戦争できる国へ、…

安部首相、自民党がやろうとしている方向は
全く賛同できない。

国家権力の力を強化し、国民を黙らせるための
方策を着々と進めようとしているように見える。

権力の集中を様々な形で防止するために
人類はさまざまな政治制度を作ってきた。

その理想は今の憲法に生かされている。

政治に参加することは自分のため。
そして子どもたちのため。



  


Posted by ドクトルふぁん at 15:04Comments(0)時事

2013年07月17日

美味なり 雲南百薬のむかご

実家と友人にマンゴーを送ろうと近くのJA
ファーマーズマーケットへ。

そこで見つけたのが、雲南百薬の「むかご」。
北部のお店で見かけた時に買いそびれたので、
3パック買った。

レジの女性に作り方を訊くと、ゆがいて
塩・コショウを振って食べるという。

早速、作ってみた。



さて、おっかなびっくり食べてみた。
うまい!
山芋のような食感。
まったく癖がなく、ビールのつまみにぴったり。

ネットで調べると、簡単に栽培もできるとのこと。

残ったむかごを植えてみよう!

  


Posted by ドクトルふぁん at 22:44Comments(0)料理

2013年07月09日

本屋は呼んでいる

日曜日に家族でジュンク堂に行った。
と言っても小一時間もせずに店を出た。

もちろん、一人で行けば、半日は滞在する。
立ち読み・座り読みの誘惑を押し殺して。
これはストレスだ。

沖縄に来てまで本屋かよ。と言うかも知れない。
しかし、島だからこそ知的刺激を本に求める
のだ。

本の街に生まれ育ったため、本が傍にないと
落ち着かない。
人の思考には必ず偏りがある。
そこで発想の飛躍を行うには、優れた本を
読むことが一番だ。

そういえば、沖縄で楽しめる本屋はジュンク堂だけ
かと思っていたら、そうではなかった。

偶然に入った、「トミトン」の隣にある戸田書店だ。
専門書と児童書、それから文具や音楽書が
充実している。
しかも椅子もある!お薦め!

ネットの普及で読書の時間が減少しているのは
誰でも感じることだろう。

本屋に入った時に感じるワクワク感を若者たちは
知っているだろうか?  


Posted by ドクトルふぁん at 22:10Comments(0)メディアアイデア

2013年07月07日

沖縄産手作りジャスミン茶

お世話になった南風原にある茶房
「一葉」を久しぶりに訪れました。

いつも香り高いお茶を頂いています。
今日は九州産の日本茶をまず頂き、
その後、手作りのジャスミン茶をありがたく
ご馳走に。

ジャスミン茶って、どのようにして
作られるのか、知っていますか?
私も初めて教わりました。

夕方、まさに開きそうなジャスミンの蕾を
摘み、夜中に茶葉の中に入れる。
ジャスミンの花は茶葉の中でゆっくりと
開き、その時、香りが茶葉に移るのだという。
葉に包まれて開花する様子をイメージするだけで
心が温まります。

人工の香料が蔓延る昨今、自然の花の香りを
お茶を通して楽しむ、何と贅沢なことでしょう。

私も庭にジャスミンの木を植えようっとよつば



ちなみに茶器として使っているのは、南城市の
陶房「みんどぅま」のやちむんです。薄くて
とっても使いやすい!

至福のひと時でした。

  


Posted by ドクトルふぁん at 21:42Comments(0)